8月10日21:30にアメリカのCPI（消費者物価指数）の発表がございます。
CPIとは、消費者物価指数 (Consumer Price Index) の略称です。CPIは、ある一定期間内に一般消費者が購入する商品やサービスの価格を定量的に測定し、その価格変動の程度を示す指数です。
CPIは、消費者が支払う商品やサービスの価格を計測することで、物価水準の上昇や下降の度合いを把握するために使用されます。この指数は、一定期間における商品やサービスの価格変動を表し、消費者物価指数の基準年度と比較して、物価が上昇したか下降したかを示します。
変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア部分の指標も同時に発表されます。物価の関連指標の中でも注目度が高くなっております。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
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以下に前回の発表値とマーケットの予想値を記載します。
CPI（前月比） 前回 0.2％ 予想 0.3％
CPI（前年比） 前回 3.0％ 予想 3.3％
コアCPI（前月比） 前回 0.2％ 予想 0.2％
コアCPI（前年比） 前回 4.8％ 予想 4.8％
前年比の推移だけ見ますとインフレはピーク時の8.9%を2022年の6月に打ってから
徐々に低下をしつつあり、前回は3.0％へ下落しているので、インフレが鎮静化してきていることがわかります。ただ、今回の予想は3.3％と若干は戻す予想にはなっております。
FedWatchツールを確認しますと次回（9月）のFOMCは利上げ据え置き予想が85.5%程度であり
11月も据え置きが70.1％となっており、利上げフェーズが終了し様子見ムードになってきております。
政策金利を再び引き上げるとなるには今後のデータ次第とパウエル議長が発言をしており
今回のCPIはいつもよりも関心が集まる可能性が高いと思われます。
今晩のCPIの結果次第で大きく動いてくる可能性があります。
今回の予想前月比が数値0.3%よりも高い数字になったとすればサプライズ発表となりますので、相場は乱高下の可能性が出てまいります。ただ、ここで利上げをするのかという話になるとやっはり、かなり厳しいと思われます。結果ドル安方向に進むと思います。
逆に今回の予想前月比が数値0.3%よりも低い数字の場合は景気が実際に鈍化してるととらえられ、
10月金利据え置き予想が強まり、ドル売りの流れになる可能性を見込んでいます。
従いまして予想の数字よりも低い数字が出てくれば、ドル売りに。
予想の数字よりも高い数字が出てくれば乱高下後、ドル売りに反応するだろうと考えております。
ドル買いは相当強い数字でない限り、一時期的なものと思われる。
戻り売りのチャンスとなるかもしれません。
前後のドル円の値動きでございますが5月が1円10銭、6月が95銭、7月が90銭、と
かなり大きく動きます。
よって近いところに指値をするとすぐに損切になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
やはり指標が出てくる瞬間はノーポジにして、動きを見てから、進んだ方向に順張りで乗っていくといった方がいいと思います。
大注目CPIです。是非マーケットを見ていただいて分析し、トレンドに乗るようにトレードしていただければと思います。
