5月10日21:30にアメリカのCPI(消費者物価指数)の発表がございます。
CPIとは、消費者物価指数 (Consumer Price Index) の略称です。CPIは、ある一定期間内に一般消費者が購入する商品やサービスの価格を定量的に測定し、その価格変動の程度を示す指数です。
CPIは、消費者が支払う商品やサービスの価格を計測することで、物価水準の上昇や下降の度合いを把握するために使用されます。この指数は、一定期間における商品やサービスの価格変動を表し、消費者物価指数の基準年度と比較して、物価が上昇したか下降したかを示します。
変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア部分の指標も同時に発表されます。物価の関連指標の中でも注目度が高くなっております。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
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以下に前回の発表値とマーケットの予想値を記載します。
CPI(前月比) 前回 0.1% 予想 0.3%
CPI(前年比) 前回 5.0% 予想 5.0%
コアCPI(前月比) 前回 0.4% 予想 0.3%
コアCPI(前年比) 前回 5.6% 予想 5.5%
今回はアメリカの景気が鈍化しているという形になりますとFRBはすぐには利下げをしないと
何度も言っていますが、マーケットは利下げの局面を模索しており、今年の夏場にも利下げがあるかもしれないと思っている人が多く、さらには秋ぐらいには半数以上が利下げを考えてるという
イメージになっています。
今回の予想前月比が数値0.4%よりも高い数字になったとすればインフレが沈静化していないと
とらえられFRBは利下げをすることができないと思われる。
そうなってくると今年の夏場もしくは秋と考えていたマーケットが、
利下げの予想を2024年へ後ろ倒しに変えてくる可能性があります。
逆に今回の予想前月比が数値0.4%よりも低い数字の場合は景気が実際に鈍化してるととらえられ、
FRBは現在の高い金利をずっと長い間引っ張るのではなく、どこかで利下げに切り替えるかも
しれないとマーケットが考え、今年の夏場もしくは秋には金利が下がってくるという予想に
なる可能性があります。
従いまして予想の数字よりも低い数字が出てくれば、ドル売りに。
予想の数字よりも高い数字が出てくればドル買いに反応するだろうと考えております。
前後のドル円の値動きでございますが2月が1円60銭、3月が1円10銭、4月が1円10銭と
かなり大きく動きます。
よって近いところに指値をするとすぐに損切になってしまう可能性もありますので注意が必要です。
やはり指標が出てくる瞬間はノーポジにして、動きを見てから、進んだ方向に順張りで乗っていくといった方がいいと
思います。
大注目CPIです。是非マーケットを見ていただいて分析し、トレンドに乗るようにトレードしていただければと思います。